エッセイ vol 54. 『津和野散策 ④』 覚皇山永明寺にて 著:夢 明日香

エッセイ vol 54.
『津和野散策 ④』
覚皇山永明寺にて

著:夢 明日香

曹洞宗の禅寺
1420年、開山

鴎外の墓
歴代津和野城主
吉見氏、板崎氏、亀井氏の菩提寺

 「禅の声響く古寺は
     夏の匂いで一杯
   禅の心は無いけれど
    心に宿る平穏な気持ち
      贅沢な時間に酔いしれたり」
著:夢 明日香

揚げ源氏巻のお店を通り
踏み切り渡り山手の方へ登って行った

小道を歩いて行くと
覚皇寺永明寺の看板が見えてきた

永明寺坂を登ると
永明寺の入り口だ

木立の山道を歩いて行くと
苔の階段の先に山門が見えてきた

山門くぐると境内

誰も居ない古寺
「こんにちは」数回
恐る恐る古寺に入ると
優しい住職の奥様が迎えてくれた

私一人だけの古寺
広い、怖い、素晴らしい空気と空間

本堂のような
400枚以上の畳が敷き詰められていた
ここで禅を組むのかなぁ

本堂の裏には
亀井氏の位牌が一室
怖いので一礼して

幽邃の庭
奥には森鴎外の墓や千姫様の許嫁の墓が
あるとのこと

癒されます、蝉の声、夏風の匂い
一気に古の時にタイムスリップ 

お殿様御なりの間から
幽邃の庭をひとり眺めました。


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