エッセイ集 『仔牛の涙』より 家族旅行① 祖谷温泉 祖谷美人 〜18年振りにニ男と再会〜

エッセイ集 『仔牛の涙』より
家族旅行① 祖谷温泉 祖谷美人
 〜18年振りニ男と再会、僕は贅沢者〜

こんにちは。

朝、8:00
息子夫婦が迎えに来た

「何処行くの?」
行き先を教えてくれない

広島空港とだけ
ニ男を空港まで迎えにいく

18年振りの再会
大人になった彼は
立派な大人になっていた
時の隔たりを感じなかった僕
現代子な堂々とした彼

車は4人を乗せて
東へと走りだした
瀬戸大橋を渡り
高松市に到着

まだ
行く先を教えてくれない、全員にだ

香川県高松市に到着 12:00
素早くスマホを使いこなし
うどん店を探す
若者たち

使い慣れた速さに
着いていけない
人気のうどん屋は
何処も長蛇の列
やっと入れた

アーケードの中にある
「讃岐うどん割烹 宗家 川福 本店」

大人になった彼等と
ズルズルと音を立て昼食

僕にとっては
大人になった息子二人と過ごす
かけがえのない時間

いや
奇跡的な時

車は山道へ向かって走りだす

看板に
大危歩、小危歩
高知に向かってるんだなぁ

少し
行き先の検討が
ついてきた

大危歩、大剣山、祖谷渓谷に到着 16:00
車から降りると
雪のお出迎え

明日の雪を心配する長男を横目に
ワクワクするオヤジと二人の若者

山間の渓谷に建つ
和風なお宿
今日は、此方で宿泊

今宵は
息子と語り合う

眠れそうもない夜が
走りだした。

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